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平均取得単価の計算方法

平均取得単価とは

ある株式を買付するのに支払った総コストの平均値です。

<計算方法>
平均取得単価 = 買付時に支払った総コスト(約定単価×株数+手数料等) ÷ 株数

  • 損益の計算が合わない!
  • 残高照会を確認すると買付した単価より高くなっている!
理由は

平均取得単価には買付時の取引手数料が加味されます。また、同一銘柄を複数回に分けて買付した場合は「総平均法に準ずる方法」で平均取得単価を計算します。

買付単価と平均取得単価

銘柄Aを、前日に株価900円で400株購入し、当日に株価1,100円で600株購入した場合、以下のとおり計算を
行います。

買付単価の計算
(900円×400株)+(1,100円×600株)= 36万円+66万円 = 102万円
102万円÷(400株+600株) = 1,020円
平均取得単価の計算
(900円×400株+税込手数料198円)+(1,100円×600株+税込手数料374円)
=36万198円+66万374円 = 102万572円
102万572円÷(400株+600株)=1,020.572(小数点以下切り上げ) = 1,021円
  • 買付単価には手数料を含めませんが、平均取得単価は手数料(税込)を加味した単価です。
  • 平均取得単価は小数点以下切り上げとなります。
  • 手数料は【vntkg 株】の手数料体系で計算しています。詳しくはこちら

前日に同一銘柄の保有があり、当日に売買取引を行った場合の平均取得単価

譲渡の都度の計算ではなく、一日の取引が終了した段階で「総平均法に準ずる方法」で計算を行います。

前日:株価1,000円で1,000株買付

当日:
1回目の取引 (売却) 株価1,100円で1,000株
2回目の取引 (買付) 株価 900円で1,000株

平均取得単価の計算
時系列で見ると、前日に買付した1,000株を当日1回目の取引で売却していますが、税額の計算に用いる平均取得単価は、一日の取引が終了した段階で計算を行うため、実際には以下のとおり計算されます。
(前日の買付総コスト+当日の買付総コスト)÷買付株数合計
={(1,000円×1,000株+税込手数料374円)+(900円×1,000株+税込手数料374円)}
÷(1,000株+1,000株)=950.374(小数点以下切り上げ)=951円

前日に同一銘柄の保有がなく、当日に繰り返し売買取引を行った場合の平均取得単価

前日に同一銘柄の保有がない場合も、同様に取得価額は一日の取引が終了した段階で「総平均法に準ずる方法」で計算を行います。

前日:なし

当日:
1回目の取引 (買付) 株価700円 1,000株
2回目の取引 (売却) 株価800円 1,000株
3回目の取引 (買付) 株価1,100円 1,000株
4回目の取引 (売却) 株価1,200円 1,000株

平均取得単価の計算
時系列で見ると、当日1回目の取引で700円で買付した株式を2回目の取引で売却し、3回目の取引で1,100円で買付した株式を4回目の取引で売却していますが、平均取得単価は、一日の取引が終了した段階で計算を行うため、実際には以下のとおり計算されます。
(1回目の買付総コスト+3回目の買付総コスト)÷買付株数合計
={(700円×1,000株+税込手数料374円)+(1,100円×1,000株+税込手数料440円)}
÷(1,000株+1,000株)=900.3995(小数点以下切り上げ)=901円

同一銘柄を複数回買付けした場合の平均取得単価

  1. 1.2018年1月 (買付) 株価1,000円で2,000株 税込手数料660円 平均取得単価=1,001円
  2. 2.2018年2月 (売却) 株価1,100円で1,000株 残り保有株数1,000株
    平均取得単価=1,001円
  3. 3.2018年3月 (買付) 株価900円で1,000株 残り保有株数2,000株
    平均取得単価={(1,001円×1,000株)+(900円×1,000株+税込手数料374円)}
    ÷(1,000株+1,000株)=950.687(小数点以下切り上げ)=951円
取引ツールの平均取得単価の表示について
現物株式の場合、約定後すぐに平均取得単価が計算され、取引ツールの残高画面に表示されます。
平均取得単価の計算は少数点以下が切り上げとなるため、少数点以下の呼値がある銘柄を買付した場合など、
株価が変動していなくても評価損益がマイナスになる場合があります。
買付後すぐに評価損益がマイナスになることもあります。
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